企業経営の6つのリスクと対策
企業をとりまく6つのリスクとは?
会社を継続させていくためには、売上を追い求めるだけでなく、リスクを把握することが必要です。
企業を取り巻く6つのリスクを理解して、対策をしていきましょう。
経営者・役員の万が一のリスク
企業を継続させるための準備は、万全でしょうか?
経営者が万が一のときの必要資金は、事業保障資金+死亡退職金・弔慰金です。
・事業保障資金の目安
借入金相当額+社員の年間給与総額+納税準備金
・死亡退職金の目安
最終報酬月額×役員在任年数×功績倍率
功績倍率は、2~3倍と言われています。
経営者・役員の不在時のリスク
経営者ご自身がガンなどに罹患された時、ご自身と会社運営が安心できる状態にしておきましょう。
経営者の公的保障や企業保障は、その責任の重さに対して、薄い経営者の方が見受けられます。
経営者には、労災保険や雇用保険がありません。
つまり、ご自身でリスク対策をしておかなければいけません。
・経営者ご本人の休業時の売上と利益の補填
・借入金返済、取引先への支払い、人件費や光熱費や賃料などの補填
・役員報酬の財源の確保
上記の時の資金の確保はできていますか?
役員退職慰労金の準備
経営者としてずっと第一線でご活躍されてきたのです。
充実したリタイアメントライフのために、会社での老後資金の準備をしていきましょう。
役員退職慰労金の目安
最終報酬月額×役員在任年数×功績倍率
功績倍率は、2~3倍と言われています。
社員の死亡 退職金・弔慰金
社員のご家族を大切に想う重要な福利厚生制度です。
いつ何時でも支給できるように財源の確保をしておきましょう。
死亡退職金として受け取られた場合
「500万円×法定相続人数」まで相続税は非課税です。
弔慰金として受け取られた場合
以下の範囲まで相続税は非課税です。
業務上死亡・・・死亡時最終報酬月額×36ヶ月
業務外死亡・・・死亡時最終報酬月額×6ヶ月
社員が安心して休業できる治療への備え
大切な社員が入院しても、治療に専念できるように医療費面でのサポート制度を導入する会社が増えてきています。
また、国もガンになった場合でも、治療や復帰ができるな会社の体制作りを言っています。
厚生労働省 疾患(ガンなど)の社員の就業継続について
社員の退職金
退職金を支払うことで、会社の資金繰りの影響がでないように、長期的かる効率的な資金準備が求められます。
少子高齢化で、終身雇用制度が少なくなってきている今、人材採用も難しくなってきていますが、そんな時こそ、退職金制度を導入することで、福利厚生制度の充実をアピールしていきましょう。